
白濁鶴見25%(平成30年)

今日の焼酎は「白濁鶴見25%(平成30年)」。所長の大好きな「鶴見」の新酒無濾過バージョンである。
裏ラベルには
●日本一芋臭く、甘みがある個性的な芋焼酎を目指して製品化しました。初めて芋焼酎を飲まれる方には不向きかと思われます。
●蒸留したままの焼酎を無濾過で25度にして瓶詰しました。瓶詰より数ヶ月はガス臭が強烈ですが、開栓後数週間放置いただくことでガス臭が抜けて甘みのある芋焼酎を楽しめます。お試しください。
●気温等により白濁や、オリが出ますが、自然の香味の成分です。良く振ってご賞味ください。
●開栓後の長期保管は油成分の酸化により風味が劣化するのでお気を付けください。
とある。
「日本一芋臭く」と言うだけあって、栓を開けた瞬間からかなりの芋臭だ。
マイルドな風味が多くなってしまった昨今の芋焼酎の中では、久々の「ガツン系」である。
生のまま口に含んでみると、初めにツーンとむせ返るような刺激(多分ガス臭)を感じるが、その後には若々しく爽やかでありながらも芳醇な芋の風味が残る。
お湯割りで飲むと、そのツーンとした刺激はなくなり、香ばしさと甘い風味が全面に出て来る。濃いめよりも、「8:2」(お湯:焼酎)くらいの薄めで飲んだ方が、香ばしさと甘い風味がふわ〜っとより口の中に広がる。薄めで、ゆっくりと飲みたい焼酎だ。
裏ラベルには、「初めて芋焼酎を飲まれる方には不向き」とあるが、むしろ、このような「本物の」芋焼酎こそ、初めて飲むべき芋焼酎であると思うし、是非とも飲んでもらいたいものだ。