
無濾過 旭萬年 雪
先日、所長のホームである「纜」(ともづな)のカウンターでちびちびやっていたら、「纜」主人が「これ、次のおすすめなんですけど…」と、宮崎県の渡邉酒造場の「無濾過 旭萬年 雪」を出してくれた。所長の大好きな黒麹の「無濾過 旭萬年」の白麹バージョンだ。

以前、「無濾過 旭萬年」の濁り具合もびっくりしたが、この「無濾過 旭萬年 雪」の濁り具合もすごい。まるで瓶の中で雪が舞っているかのようだ。
生のままひと口飲んでみた。あっという間に猛烈に香ばしい風味が口の中一杯に広がった。「無濾過 旭萬年」の破壊力抜群の飲み口を受け継ぎつつまろやかさをも感じる。これは美味い!
お湯割りはもっと美味いに違いないと思い、お湯割りでも飲んでみた。
やっぱり当然の美味さ。あまりの力強さで、酒菜などいらない、これだけで十分な感じだ。(これでは、飲食店は困ってしまうが…)あっいう間に黒じょかに入ったお湯割りを飲み干してしまった。何だか、酔いの方もどかん!と来たのでラベルを見てみると、アルコール度数が「28度」でやや高めであった。普通の芋焼酎よりも少しだけ高いこの度数も絶妙である。
所長が飲んだ歴代の芋焼酎の中で、間違いなくトップレベルの芋焼酎である。
この芋焼酎に合わせたいのが、

生かわ(270円/1本)
あえて脂を落としていない皮だ。そのため脂分が多いのだが、たっぷりのわさびがその脂を中和してくれる。くにゅくにゅジューシーな食感もたまらない。そこに、「無濾過 旭萬年 雪」をドカン!と流し込む。「無濾過 旭萬年 雪」の香ばしい風味が、大和肉鶏の上質な脂の甘みをぐいっ!と引き出してくれる。口の中で横綱同士ががっぷり四つだ。「纜」の焼き鳥も、間違いなくトップレベルである。