
三岳
明日は横浜でも雪が降るらしいというこんな夜は、芋焼酎のお湯割りでも飲もうかと「三岳」を手にした。
「三岳」を飲むのは何年振りだろう。かつては、「ミントの味がする…」なんて、よく分からない味の表現がされていたが、当然「ミントの味」などするはずがなかった。しかし、他の芋焼酎とは少し違う、独特な風味があったように記憶している。
まずは、ロックで飲んでみた。
芋の香りはやや抑えめだが、ライトな飲み口でぐいぐい飲めてしまう。記憶にあった、独特の風味はなく、清涼感ある普通の芋焼酎だ。普通に美味い。
次はお湯割り。
お湯割りで楽しむには、やや力不足を感じる。5:5位の濃いめにしないと、なかなか芋の旨味出てこない。しかし、濃いめで飲む「三岳」は、ロックの時に感じた以上に、まろやかで飲みやいので、ついつい飲み過ぎてしまいそうだ。じわ〜っと来るというよりは、ぱっ!と現れ、ぱっ!と消える美味さだ。
結論としては、「三岳」は飲みやすい芋焼酎であると言えるが、アルコール度数はしっかり25度あるわけだから、酔いが回るのは早い。注意が必要だ。
裏ラベルを見ると、麹米にタイ米が使われているようである。昔、「国産米に変えた」なんていう話を聞いたことがあったが、元に戻したのだろうか。タイ米による風味は嫌いではないので、大歓迎だ。